一人暮らしのガス代は地方でいくら違う?
北海道・東北3,402円〜中国・四国2,391円、県庁所在市47の順位も【家計調査2025年】

2026年10月9日 公開。数字はすべて総務省統計局「家計調査」2025年平均から。

一人暮らしのガス代の全国平均は月2,999円。地方別では北海道・東北が月3,402円でいちばん高く、中国・四国が月2,391円でいちばん低くなっています。差は月1,011円、1年で1万2,132円です。

ガス代は「都市ガスの家か、プロパンガスの家か、オール電化か」で金額が大きく変わります。家計調査の単身世帯は地方を6つにまとめた数字しか公表していないので、このページでは①一人暮らしの6地方別(公表値)と、②二人以上の世帯の県庁所在市47のガス代を、都市ガスとプロパンに分けた数字(公表値)を並べます。②は世帯の人数が違うので金額はそのまま比べられませんが、「自分の街は都市ガスが多いのかプロパンが多いのか」を見るのに使えます。

一人暮らしのガス代を地方別に見る(月額)

地方・都市規模一人暮らし全体全国との差働いている一人暮らし
全国2,999—2,829
北海道・東北3,402+4033,945
関東2,873−1262,401
北陸・東海3,143+1443,097
近畿3,246+2472,694
中国・四国2,391−6082,542
九州・沖縄2,982−173,250
大都市2,893−1062,299
中都市3,192+1933,372
小都市・町村2,937−623,173

すべて公表値(2025年平均の月額)。「一人暮らし全体」は単身世帯(集計646世帯・平均58.6歳)、「働いている一人暮らし」は単身の勤労者世帯(集計226世帯・平均43.3歳)。勤労者世帯は地方ごとに26〜59世帯しかなく、数百円の差は誤差の範囲を含みます。ガスを使わない世帯(オール電化など)も含めた平均です。家計調査の地方区分では、山梨・長野は「関東」、新潟は「北陸・東海」に入ります。

自分の県はどの地方か(家計調査の区分): 北海道・東北=北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島/関東=茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野/北陸・東海=新潟・富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重/近畿=滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山/中国・四国=鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知/九州・沖縄=福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄。

働いている一人暮らしに絞ると、北海道・東北は月3,945円で全国(2,829円)より1,116円高く、関東は月2,401円、大都市は月2,299円と低くなります。日中は家にいない人が多い分、ガスを使うのは朝晩の給湯と調理に寄り、寒い地方ほどお湯をわかすガスが増えると考えられます。中国・四国は一人暮らし全体で月2,391円といちばん低い一方、電気代は月8,767円で6地方のうち最も高く(「電気代の地方別」)、ガスより電気を多く使う暮らし方の差が出ています。

あなたのガス代を、一人暮らしの平均と1分で比べる →(金額は送信されません・登録不要)

県庁所在市47のガス代ランキング(二人以上の世帯・月額)

単身世帯の県別の数字は公表されていないため、ここは二人以上の世帯(平均2.7〜3.2人)の数字です。全国平均は月4,882円(うち都市ガス3,173円・プロパンガス1,710円)。全世帯の平均なので、都市ガスの家・プロパンの家・オール電化の家がまざった値です。「都市ガス」と「プロパン」の列が両方大きい街は、両方の家が混ざっている街です。

順位都道府県(市)ガス代全国との差うち都市ガスうちプロパンプロパン1㎥あたり(円)
1京都府(京都市)6,761+1,8796,71447—
2新潟県(新潟市)6,611+1,7295,973638—
3静岡県(静岡市)6,513+1,6314,7541,759613
4大阪府(大阪市)6,343+1,4616,24698—
5広島県(広島市)5,942+1,0604,7121,230616
6北海道(札幌市)5,868+9862,6053,263796
7岐阜県(岐阜市)5,772+8903,8701,902776
8奈良県(奈良市)5,672+7904,778894—
9愛知県(名古屋市)5,669+7875,564105—
10神奈川県(横浜市)5,612+7305,028584—
11埼玉県(さいたま市)5,546+6645,008538—
12岩手県(盛岡市)5,505+6232,4253,080800
13沖縄県(那覇市)5,504+6222,1423,362834
14高知県(高知市)5,450+5682,4922,958562
15秋田県(秋田市)5,400+5184,732668—
16滋賀県(大津市)5,264+3824,597667—
17東京都(東京都区部)5,229+3475,066163—
18福島県(福島市)5,166+2843,3641,801662
19宮城県(仙台市)5,133+2513,7081,424662
20千葉県(千葉市)5,098+2164,668430—
21福岡県(福岡市)5,098+2163,7261,372528
22兵庫県(神戸市)5,087+2055,04640—
23三重県(津市)5,044+1622,8852,160508
24長崎県(長崎市)5,001+1193,7261,275612
25山梨県(甲府市)4,870−122,1822,688669
26茨城県(水戸市)4,775−1072,7092,066670
27栃木県(宇都宮市)4,719−1631,7282,992687
28長野県(長野市)4,701−1812,7501,950740
29香川県(高松市)4,535−3472,1392,396632
30熊本県(熊本市)4,404−4782,9071,497614
31島根県(松江市)4,348−5342,0122,336766
32群馬県(前橋市)4,298−5842,2122,086536
33山口県(山口市)4,288−5941,6782,611704
34徳島県(徳島市)4,070−8121,3152,755618
35大分県(大分市)4,037−8451,4152,622727
36愛媛県(松山市)3,928−9541,5982,330629
37鹿児島県(鹿児島市)3,835−1,0472,5201,315472
38和歌山県(和歌山市)3,822−1,0602,1691,653679
39山形県(山形市)3,804−1,0781,4132,391703
40宮崎県(宮崎市)3,751−1,1311,7551,996793
41岡山県(岡山市)3,664−1,2182,4871,178681
42富山県(富山市)3,604−1,2782,1651,439756
43佐賀県(佐賀市)3,476−1,4069512,524816
44青森県(青森市)3,287−1,5955582,7291,082
45石川県(金沢市)3,202−1,6801,5171,685596
46鳥取県(鳥取市)2,980−1,9021,1151,866923
47福井県(福井市)2,704−2,1788551,850612

二人以上の世帯・2025年平均。ガス代・都市ガス・プロパンは年間の支出金額を12で割った月額(四捨五入のため内訳の合計が1円ずれる市があります)、プロパン1㎥あたりは公表の平均価格です。プロパンの購入量が年20㎥に満たない市は、使う家が少なく値がぶれるので「—」にしました。順位はこのページでの並べ替え。集計世帯数は市ごとに78〜290世帯(東京都区部290、那覇市147、その他はおおむね80〜95)と少なく、数百円の差は誤差を含みます。県庁所在市の数字で、県全体の平均ではありません。

いちばん高いのは京都市の月6,761円、いちばん安いのは福井市の月2,704円で、差は月4,057円(年4万8,684円)。上位は京都市・新潟市・静岡市・大阪市・広島市で、京都市(都市ガス6,714円)・大阪市(6,246円)・名古屋市(5,564円)のように、都市ガスがほとんどを占める大きな街ほどガス代が高い並びです。下位は福井市・鳥取市・金沢市・青森市・佐賀市・富山市と、都市ガスの支出が少ない街が並びます。

ただし「ガス代が安い=光熱費が安い」ではありません。福井市はガス代が47市で最も低い一方、電気代は月1万8,373円で47市で最も高く、電気とガスを足すと月2万1,077円。京都市(1万8,900円)や大阪市(1万7,946円)より高くなります(電気代は「電気代の地方別」の県庁所在市の表から。足し算はこのページでの計算)。北陸の街は電気で給湯・暖房をする家が多いことがうかがえます。

プロパンガスは街によって1㎥あたりの値段が2倍以上違う

プロパンガスの購入量が年20㎥以上ある市で比べると、1㎥あたりの平均価格は鹿児島市の472円から青森市の1,082円まで、約2.3倍の開きがあります(2025年の公表値)。高い側は青森市1,082円・鳥取市923円・那覇市834円・佐賀市816円、安い側は鹿児島市472円・津市508円・福岡市528円です。プロパンガスは会社ごとに料金を決める自由料金で、都市ガスのような地域ごとの料金の目安がないため、同じ量を使っても払う額が街や会社で変わります。

プロパンの家は、毎月の検針票の「使用量(㎥)」と「請求額」から自分の1㎥あたりを出して、上の表の自分の街と比べるのがいちばん確かです。計算のしかたと3年平均の都市別の表は「プロパンガス代の平均」にまとめています。

自分のガス代が地方の平均より高いとき

この記事では特定のガス会社やプランを比較・推奨していません。世帯人数別・年齢別のガス代は「ガス代の平均」に、地方別の電気代は「電気代の地方別」に、地方別の水道代は「水道代の地方別」に、一人暮らしの冬の光熱費は「一人暮らしの冬の光熱費」にまとめています。

ガス代を一人暮らしの平均と比べる(固定費診断)

明細を送れば、削れる順と月いくら浮くかを1枚にして返します(ココナラ ¥1,000・このサイトの運営者の出品です)

出典

総務省統計局「家計調査」家計収支編 2025年平均(e-Stat 政府統計コード 00200561)。一人暮らし: 詳細結果表 第3表「都市階級・地方別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」の単身世帯・勤労者世帯シート(e-Stat statInfId 000040409817)。二人以上の世帯: 詳細結果表 第4-1表「都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格」の全国・地方と市別シート(statInfId 000040409546)。いずれも2026年10月9日に取得して値を照合。月額への換算・順位・差・足し算はこのページでの計算です。

この記事は家計の目安を示すもので、特定の商品や契約先を勧めるものではありません。