単身世帯の新聞代の平均は月1,257円。二人以上の世帯では月2,033円で、約1.6倍の差があります。一方、書籍代は単身月607円・二人以上月600円とほぼ同額で、世帯人数による違いがほとんどありません。同じ「活字」の支出でも、新聞と本とでは世帯人数との関係がまったく違います。
この数字には新聞を取っていない世帯・本を買わない世帯も含まれています。実際に購読している世帯だけで見れば、新聞代はもっと高くなります。家計調査の公表統計には「購読の有無別」の内訳が無いため、この記事ではその区分までは示せません(下の「出典」参照)。
新聞代・書籍代の内訳(月額)
| 項目 | 単身世帯 | 二人以上の世帯 |
|---|---|---|
| 書籍・他の印刷物 計 | 2,118 | 2,910 |
| 新聞 | 1,257 | 2,033 |
| 雑誌 | 172 | 169 |
| 書籍 | 607 | 600 |
| 他の印刷物 | 82 | 108 |
すべて公表値(品目別の年間金額を12で割った月額、四捨五入)。家計調査の品目分類では新聞と雑誌・書籍は同じ「書籍・他の印刷物」の内訳として公表されていますが、この診断ツールには新聞・書籍専用の入力欄が無いため、記事内の数字は診断結果とは連動しません。
新聞代は世帯人数で増えるのに、書籍代はなぜ増えないのか
- 新聞は「世帯に1部」ではなく人数分・複数紙とれる: 新聞は世帯単位の契約が基本ですが、二人以上の世帯では朝刊に加えて地方紙・専門紙・夕刊付きプランなど複数契約や上位プランを取る割合が上がると考えられ、単身の1.6倍まで開きます。NHK受信料(世帯単位でほぼ差が出ない)とは対照的です。
- 書籍は個人の可処分時間で決まる: 本を読む・買うかどうかは世帯人数よりも個人の読書習慣や自由時間に左右されるため、世帯人数が増えても世帯全体の書籍代は単純に増えません。二人以上の世帯でわずかに低い(600円)のは、世帯内で読書量に差がある人が混ざり平均が薄まるためと考えられます。
この記事では、新聞を取るべきか・電子版に切り替えるべきかの判断はしません。取っている場合に、平均と比べてどのくらいの位置にあるかを見る材料として使ってください。
家賃・電気・保険まで含めた固定費全体の平均は「固定費の平均はいくら?」に、一人暮らしの固定費を年齢別に並べた表は「一人暮らしの固定費の平均はいくら?」に、通信費・スマホ代の平均は「通信費の平均はいくら?」にまとめています。固定費全体を診断したいときは固定費診断もあわせてどうぞ。
出典
総務省統計局「家計調査」家計収支編 2025年平均(e-Stat 政府統計コード 00200561、2026年9月25日取得)。単身世帯: 品目分類 第3表(「書籍・他の印刷物」の内訳、新聞・雑誌・書籍)。二人以上の世帯: 品目分類 第6-1表(同内訳)。いずれも年間の品目別支出金額を12で割って月額に換算しています。家計調査の公表統計には「新聞購読の有無別」「電子版か紙かの別」の内訳が無いため、購読していない世帯を含めた全世帯平均であることに注意してください。
この記事は家計の目安を示すもので、新聞・書籍に関する個別の商品・サービスの勧誘は行いません。