固定費の平均はいくら?
一人暮らし・2人・3人・4人家族を家計調査2025年で見る

2026年9月25日 公開。数字はすべて総務省統計局「家計調査」2025年平均から。

賃貸で一人暮らしなら、家賃を含めた固定費の平均は月およそ7万6千円。4人家族なら月およそ12万1千円です。

ネットでよく見る「一人暮らしの家賃の平均は約1.8万円」という数字は、持ち家や社宅の人まで混ぜた平均です。賃貸に住む単身世帯だけに絞ると、家賃の平均は4万9,831円。3倍近く違います。自分の家計と比べるなら、こちらを使ってください。

世帯人数別・固定費の平均(月額、賃貸の場合)

世帯家賃電気・ガス・水道スマホ・ネット保険(掛け捨て)合計
一人暮らし49,83112,4727,1155,77776,061
2人67,10721,02811,36312,841113,335
3人67,10724,30613,99212,841119,242
4人67,10725,13814,99312,841121,075
5人67,10727,26816,11112,841124,323

合計にはNHK受信料(単身866円・二人以上996円)を含みます。家賃は「民営借家」に住む世帯の平均で、二人以上の世帯は人数別の数字が公表されていないため共通の値です。スマホ・ネットは一人暮らし以外、その世帯の「通信」の合計を平均の内訳比率で分けた推計です。保険は人数別の内訳が公表されていないため、単身・二人以上それぞれの平均です。

家賃を除くと、固定費は一人暮らしで月約2万6千円、4人家族で約5万4千円。人数が4倍になっても、家賃以外の固定費は2倍ほどにしかなりません。

平均と比べる前に知っておきたい3つのこと

1. 家賃の「平均」は、借りている人の平均ではない

家計調査の家賃は、家賃を払っていない世帯も0円として平均に入れています。持ち家の多い二人以上の世帯では、平均家賃は8,094円しかありません。賃貸の世帯に絞ると6万7,107円。「うちは平均の8倍も家賃を払っている」と落ち込む必要はありません。比べる相手を間違えているだけです。

2. 電気代は、若い一人暮らしほど安い

一人暮らしの電気代は、34歳以下で月4,569円、60歳以上で8,473円。2倍近い差は、家にいる時間の長さの差です。同じ一人暮らしでも、在宅勤務なら全体平均(7,337円)を上回るのは自然です。年齢で分けた平均と比べるほうが、的を外しません。

3. 保険は、掛け捨ての分しか統計に出てこない

家計調査の「支出」に入る保険は、自動車(任意)・火災地震・医療・その他の掛け捨て型です。お金が戻ってくる貯蓄型の生命保険や学資保険は、貯金と同じ扱いで別枠になります。自分の保険料と比べるときは、掛け捨ての分だけを足してください。

どこから削るか: 差が大きく、動かしやすい順

平均より多い項目が見つかったら、差の大きさと動かしやすさの両方で順番を決めます。

自分の数字を入れると、同じ世帯の平均と1項目ずつ比べ、削る順と「年間いくら浮くか」を出すツールを作りました。入れた金額は送信されず、ブラウザの中だけで計算します。

固定費診断で自分の数字と比べる

一人暮らしの年齢別(参考)

年齢電気ガス水道通信
34歳以下4,5692,3231,3416,400
35〜59歳7,2913,1392,1107,131
60歳以上8,4733,2022,4686,042

「通信」は家計調査の分類どおりで、携帯・固定電話の通信料のほか郵便料や携帯電話機の購入も含みます。インターネット接続料は別の分類です。

出典

総務省統計局「家計調査」家計収支編 2025年平均(e-Stat 政府統計コード 00200561、2026年9月25日取得)。単身世帯: 第1表・第2表(年齢階級別)・詳細結果表 第8表(住居の所有関係別)・品目分類 第3表。二人以上の世帯: 第4表(世帯人員別)・詳細結果表 第3-7表(住居の所有関係別)・品目分類 第6-1表。品目分類の年間金額は12で割って月額にしました。合計は各項目の平均を足したもので、同じ世帯の実際の合計の平均とは一致しません。

この記事は家計の目安を示すもので、特定の金融商品・保険商品をすすめるものではありません。